2006.05.02

高裁への道?

移送の申立に対して、いちおう反論はしてみたものの、結果として地裁へ移送されたことは、実は結構うれしかったりもする。一般市民にとってみれば、犯罪でも犯さない限り、なかなか地裁で審理してもらえる機会なんてない。私の利用する有楽町線桜田門駅からは地裁の方が近いから便利だし(笑) 面倒なことといえば、毎回金属探知機のゲートをくぐることくらいかな。地裁だと、出向いたついでに刑事裁判の傍聴もできるのもうれしい。

そして、第1審が東京地裁になったことにより、控訴審として、そのうち東京高裁でも審理されることになるだろう。簡裁の裁判官が指摘したように、どのみち控訴されるし、控訴するのである。高裁法廷である。わくわくするなぁ。同じ建物だけど、緊張感が違う、かな?(笑)

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2006.05.01

地裁への移送決定

被告復代理人の弁護士からはそれ以上の意見もなかったので、結局、私は移送について受け入れることにした。別に私が承諾する必要はなく、条文のとおり、裁判官が決めればよいのだが、裁判官としても、いちおう原告の意見を尊重したという形をとりたかったのだろう。

裁判官は、ものすごく移送したがっていたように見えたのだが、裁判官の立場で考えてみると、自分が判決を出したところで、それが覆されることもあるわけで、そういうリスクをとりたくない、という判断も大きかったような気がする。原判決が上級審で破棄されると、査定に響くという話も聞くし。

というわけで、交通事故を専門とする東京地裁民事27部で、あらためて口頭弁論が行われることになる。別途、口頭弁論期日呼出状が送られてくるそうだ。ちなみに、民事27部というのは、何度か紹介した「別冊判例タイムズ」を編集している部署である。

法廷で裁判官自身が言っていたのだが、評価損については東京地裁内部でも判断が分かれており、極端な話、民事27部のどの裁判官に当たるかで結論が変わってしまうような状況らしい。それってつまり、運試しということ?(笑)

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2006.04.30

判決のリスク

これに対して、私は、

「本当に保険会社に和解の意思はないのか。評価損については、ご存知のとおり判例も分かれているため、どんな判決が出るかはわからない。保険会社としては、評価損を認める判決が出て、判例として残ってしまうかもしれないリスクをとるよりは、和解を選ぶほうが正しいのではないか?」

と言ってみる。すると裁判官は、

「東京地裁でも、全ての証拠調べが終わった段階で、和解勧告を行うのだから、そこで考えてもいいのでは?」

と言う話。いや、それは少し違う。私はそれほど和解という手法にこだわっているわけではない。

「私にしてみれば、証拠調べまで終わって、後は判決を待つだけという段階になって、和解を受け入れるつもりはない」

要は、保険会社として、とことん争うつもりなのか、それとも適当に手を打ちたいのか、この段階で、もう一度確認したいのである。地裁への移送まで持ち出している以上、とことん争うつもりのような気もするが、私があいおい損保側なら、よっぽどの勝算がない限り、そんなリスクはとりたくないと思うのだが… そのあたりの損得勘定が「ビジネスマン」としては(笑)、よくわからないのである。

和解でお茶を濁すというなら、これがラストチャンスだったのだが…

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2006.04.29

調停的解決の道

私からは、以下のような趣旨の話をした。

「実際のところ、特に『判決』にこだわっているわけではない。和解してもいいと思っているので、司法委員の先生にも入ってもらって、調停的な解決の道を探る手法をとる簡裁の方が、この事案に適していると思う」

ここで、被告復代理人の弁護士が登場。出廷するとは思っていなかったようで、裁判官も少しびっくりしながら、今までの話の要約。和解うんぬんについては、いちおう私に、「今の話をしてもいいですか?」と断ったうえで、私の話の内容を伝えた。

弁護士は、私は保険会社からの依頼で来ているのですが…、と前置きをしたうえで、

「保険会社としては、評価損については、和解の意思はないようです。いちおう確認しますが…」

とのこと。やはり保険会社の差し金だったことが判明。

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2006.04.28

移送したがる裁判官

初回口頭弁論は4月12日15時30分。時間になっても被告側が現れないので、被告側不在のまま開廷された。争う旨の答弁書が提出されているので、手続き上は被告が不在でも特に問題はない。

少額訴訟向けの法廷ということで、円卓に裁判官も含めた関係者が座る形式。敷金訴訟のときは裁判官は壇上にいたので、それに比べると確かに圧迫感がない。

法廷では、これまでの提出書面を確認したうえで、移送についての話になった。

「原告から上申書という名の意見書が出ていまして、たいへん立派なご意見なんですが、ちょっと形式的な気もするんですよね〜」と、裁判官。

■ 簡裁で審理して、もし原告が勝訴したとしても、どうせ相手方の保険会社に控訴されて、東京地裁の交通事故を専門に扱う民事27部で争うことになるのだから、原告にとっては二度手間。

■ 地裁と簡裁と、場所も近いし、地裁であっても本人訴訟で問題はないのだから、原告に不利はない。

■ 恐らく準備書面のやりとりだけで終わってしまうような案件なので、すでに通常訴訟に移行されてしまっている以上、簡裁でも地裁でも、手間はたいして変わらない。

なので、移行ということで、いかがでしょう? という話だった。

私はいちおう反論。次回。

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