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2005.10.31

週刊ココログ・ガイド

本日は番外編。

本ブログが本日更新の「週刊ココログ・ガイド」に紹介されました!

初訪問の方は、ぜひコメント、TB、メールなどで感想をお願いします!

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2005.10.29

被告準備書面のような書類が届いた

被告が裁判所に提出した書類が私のところにも届いた。受領書にハンコを押して裁判所に返送する。

あえて「準備書面のような書類」と書いたが、というのも、今回届いたのは、「乙第5〜7号証」という「証拠」だけなのである。そして「乙第5〜7号証」とナンバリングしたのも、どうやら裁判所のようで、書類の右肩に裁判所のハンコが押してある。書記官もたいへんだなぁ。

さらに、内容といえば、乙5号証は、先日紹介した乙3号証の焼き直し。誰の陳述かよくわからないコメントから始まっており、そのコメントの内容は3号証とまったく同じ。違ってるのは、写真番号ごとに添えたコメントが若干修正されているのと、追加として、「写真に掲載されてない部位」の損傷が7カ所追加されている。おいおい、それって証明になってないよ。

乙6号証は写真29枚で、こないだと同じ。乙7号証は写真29枚の撮影箇所を記入した図面。

せっかくこの週末に気合いを入れて準備書面を書こうと思っていたのに、とんだ拍子抜けである。こないだ提出した書面でスルーした29カ所+7カ所の損傷についての反論くらいしか書くことがない。

それにしても、貸主は裁判の進め方について、ちょっとは勉強してほしい。たくさん本も出てるんだし。他にも主張&証明しないといけないことは山ほどあるのにね。私はともかく、これに付き合わなきゃいけない裁判官もたいへんだなぁ、と思う。

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2005.10.25

予納切手の追加

書記官から電話があり、「予納切手が不足しているので、追加で3000円分送ってほしい」とのことだったので、早速送った。

提訴時に6000円分の切手を預けていたのだが、早くもなくなってしまったようだ。細かいところでお金がかかるのだが、これも「訴訟費用」の一部として、そのうち被告に請求できる日が来るだろう。

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2005.10.24

原告準備書面(10月18日付) その4

「その3」からのつづき。

3. 乙第1号証について

(ア) 平成15年2月の契約手続時に被告から原告に渡されたものと認める。

4. 乙第2号証について

(ア) 平成15年2月の契約手続時に被告から原告に渡されたものと認める。

5. 乙第3号証について

(ア) 「退室立会時については」以下の一文について

① 主語が明確でないが、文脈から察するに、被告代表者HKの陳述だと思われる。

② ところが、平成17年3月21日午前10時、本件建物明渡時に立ち会ったのは、被告従業員NKであった。

③ 被告代表者HKは、原告と被告従業員NKとの双方の立会のもとでの本件建物明渡終了後すぐに、被告事務所において同人から玄関部分の状況について報告を受けたところ、原告に対し「私も今から見てきます。」と断ったうえで、単身で本件建物を確認したものであり、本記述は、その際の様子を陳述したものだと解される。

④ 一方、原告は、本件建物明渡の2日前である、平成17年3月19日、居室に設置していたソファー以外の全ての荷物を本件建物から搬出し、同日から、転居先である東京都江東区××の現住所に居住を開始した。

⑤ すなわち、引越作業の完了した平成17年3月19日午後から同月21日午前10時までは、本件建物にはソファー以外の荷物もなく、誰一人として居住していなかったものであり、当然、その間は暖房器具も使用していなかった。

⑥ 日本気象協会のデータによると、平成17年3月21日の東京地方の天気は晴れ、最高気温は16.5度、最低気温は7.1度であった(甲第8号証)。通常であれば、大多数の人が暖房器具を使用する気候であった。

⑦ 原告は、平成17年3月21日午前8時、寸法が大きすぎたために同月19日の引越作業時に玄関から搬出できなかったソファーを、居室の窓から、ルーフバルコニーを経由して吊り下げて搬出する作業に立ち会った。

⑧ 平成17年3月21日午前8時から1時間強にわたる、ソファー搬出作業が完了するまでの間については、玄関部分から居室部分の人の出入りが激しく、必然的に、玄関扉も居室の窓も開放され、本件建物は十分に換気された状態であった。

⑨ 21日の本件建物明渡立会後である、同日午前11時前後において、被告の答弁書で述べられているように、「室内全体に結露がみられ、湿気に満ち、特に玄関周辺の状況については酷い状態でした。鉄製玄関窓及び扉枠については、結露がおびただしく水滴が滴り落ちて一部水溜まりが出来ている様な状態」であったとしたならば、本件建物明渡の前のわずか2日間で、実際に人が居住せず、当日も含めて暖房器具を使用しておらず、かつ、立会の約1時間前に、1時間程度、ソファー搬出のために換気をしていた状態の後ですら、おびただしい結露が生じるような、立地上あるいは構造上特異な物件であったということが言える。

⑩ 通常、冬期に暖房器具を使用している場合においてですら、1時間もの換気を要求されることは、社会通念上ありえないといえる。

⑪ そうであるとすれば、通常の換気では、玄関部分に水滴が滴り落ちるほどの結露が発生する事を防ぐ事ができないような、特殊な構造を持った物件であったと解することができる。

(イ) 「原告によるとシューズボックス内に収納してあった靴が数足カビだらけで履ける状態ではない為、廃棄した」について

① 本件事実につき、認める。

(ウ) 括弧書きの内容について

① 否認。答弁書の本文と内容が重複するため、原告の主張の具体的な内容については省略。

(エ) 写真29枚と、その説明について

① そもそも本件建物の図面の添付がなく、原告入居前の室内状況とを比較した写真も一切ないため、各写真の撮影箇所が明確でなく、また撮影者も撮影日時も明確でなく、どの損傷が原告入居後のものか全くわからない。したがって、現時点では、何も判断できない。被告からの追加の準備書面・書証の提出を待って、反論を行う予定である。

(オ) 「基本的に大きく目立つ箇所のみ撮影してありますが他にも多数、クリーニングで落ちないクロスの汚れやカビ、剥離等がありました」について

① この陳述からは、撮影されていない個々の損傷について、被告の具体的な主張が判別できないので、不知。

② 具体的な証拠を挙げることなく、あたかも事実であるかのように、「クリーニングで落ちないクロスの汚れやカビ、剥離」があったと主張するのは、裁判所、あるいは、原告を愚弄する言動と解されてもやむを得ない。

6. 乙第4号証について
① 陳述者一級建築士K氏に対する反対尋問にて、反論する。

以上

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2005.10.23

原告準備書面(10月18日付) その3

「その2」からのつづき。

(カ) 「約90分間契約書の読み合わせをし、退去時の室内クリーニング、結露の予防に関する説明を書面、口答を含め再三している」について

① 平成15年2月に、契約手続きのために、原告が被告の事務所を訪れ、事務手続きを担当した被告従業員NKと面会したときについてのことを陳述しているかと思われる。

② 賃貸借契約書(甲第1号証の1)については、「読み合わせ」の本来の意味とは異なり、同人が条文を一方的に読み上げ、原告は聞いているだけであった。

③ したがって、上記NKは、契約条項の趣旨を逐一説明することもなかったし、室内クリーニングや結露の予防について、特段、強調して注意を喚起することもなかった。

④ 「入居のしおり」(乙第1号証)および「ご入居のご案内」(乙第2号証)については、契約時(平成15年2月8日)に被告から原告に手渡されただけであった。したがって、被告の言うところの「読み合わせ」はしてはいなかった。

⑤ 押印等の諸手続きを含め、90分もかかっておらず、せいぜい60分程度だったと記憶している。

⑥ もし、契約時に交付された文書のすべて(甲第1号証の1から1号証の7、および、乙1号証、および、乙第2号証)を「読み合わせ」した場合、90分では足りないと思われる。したがって、被告は、多くの部分の説明について、省略、もしくは、「読んでおいてください」という趣旨を伝えただけかと思われる。

⑦ 契約手続終了後には、原告において本件契約について説明を受ける場もなかった。したがって、これをもって、「書面、口答を含め再三している」という表現は、きわめて不適当である。

(キ) 「その報告を怠る」について

① 上記のとおり、原告は、被告従業員NKに対し、報告はしたものの、被告は適切な対処をしていなかった。したがって、一概に原告が報告を怠っていたとはいえない。

(ク) 「原告代理人 B弁護士」について

① B弁護士ではなく、B法律事務所に所属するA弁護士である。被告は、本件に関する事実関係について、きちんと把握されたい。

(ケ) 「原告と一度も正式に支払いについて相談もない」について

① 上記「1.『間違っている部分』の記述について」で述べたように、虚偽の事実である。

(コ) 「そのような行為は当方の業務に著しく支障をきたす事になります。これについては、名誉毀損及び威力業務妨害にあたると思いますので法的手段も検討中です」について

① 法的手段ということであるので、被告からの訴訟提起を待って全て反論したい。

「その4」につづく

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2005.10.22

原告準備書面(10月18日付) その2

「その1」からのつづき。

2. 同第2項「私の言い分」についての反論

(ア) 「原告立ち会いの上」から「その時初めて報告を受け」の部分について

① 原告は、平成16年11月ごろ、被告従業員NKに対し、既に報告しているので、「その時初めて報告を受け」たという事実につき、否認する。

② 上記従業員NKが、平成16年11月ごろ、本件建物のルーフバルコニー部分の清掃のため、同所を訪れ、玄関から居室内を通り、居室の掃き出し窓からルーフバルコニーに出る機会があった。

③ その際に、原告は、上記従業員NKに対し、玄関部分の結露発生の状況とクロスの劣化について報告した。

④ 同人は、状況を自ら確認したうえで、持参の携帯電話に付属したカメラで撮影し、社長である被告代表者HKに報告したうえで対処する旨の返事をし、被告事務所に戻った。

⑤ ところが、その後、被告から玄関部分の結露の対策についての連絡は一切なかった。

(イ) 「換気の有無について尋ねた所、除湿機は使用していたが換気は殆どした事がないとはっきり言っていました(開閉式換気孔も殆ど開けた事がないとのことです)。」について

① 原告がこのような発言をしたことについて、否認する。

② 原告が、本件建物の特性上、通常の換気では間に合わないかもしれないので、除湿機を購入した旨を述べたことを、被告が曲解したものと思われる。

(ウ) 「原告から結露の原因として躯体の外側から雨水等が入ってきているのではないかと指摘があった」について

① 原告は、被告に対し、実際には「建物の構造自体に問題があるのではないか」と指摘したのであって、「躯体の外側から雨水が入ってきている」という点に限定した指摘をしたわけではない。

(エ) 「クロスの貼り替費等他室内クリーニング費用も併せて請求する旨口答で話し、はっきりと了承を得ております。」について

① 原告が、被告の請求を了承したことについて、否認する。

② 原告は、実際には、請求書をもらわないと判断できない旨を伝えたにとどまる。

③ 原告は、上記②と同様の趣旨を、平成17年5月13日及び同年同月16日、被告に対し、電子メールでも伝えていることからも(甲第4号証の3、および、甲第4号証の7)、原告の意図は明らかである。

(オ) 「床(フローリング)の傷についても日常生活においてのものではなく、原告の過失、又は故意にあたると思われる深い傷であります」について

① 個別具体的に、どの部分の傷のことを言っているのか、乙第3号証と併せて検討したうえでも明確でないので、本件については、現時点では回答を留保する。被告は、早急に、床(フローリング)の傷の個別具体的詳細について書面にて明らかにされたい。

「その3」につづく。

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2005.10.21

原告準備書面(10月18日付) その1

予告したとおり、今日から4回に分けて、先日提出した準備書面を順次紹介していくことにする。今回から、頭書等のフォーマットは省略するが、同じ様な境遇の方から励ましのメールも多数いただいているので、そのうち、PDF等でフォーマットも含めた全文書をちゃんと紹介できるようなしくみも検討することにする。

被告の平成17年9月21日付答弁書に対する反論

1. 答弁書第1項「間違っている部分があります。」についての反論

(ア) 被告は、「請求書の内容について一度も正式に話し合った事もない状態」とするが、原告は、被告の出した貸質退去時に関する請求書について、代理人のA弁護士を通じて、平成17年6月23日、内容証明郵便を被告宛に送付し、被告の求める原状回復費用は不法・不当である故支払を拒否する旨、被告に対し、確実に伝えた(甲第6号証の1)。

(イ) そして、平成17年6月24日、上記内容証明郵便を被告が受領した後に(甲第6号証の2)、被告代表者HKが、同日中に上記代理人A弁護士に対し、電話で連絡したうえで、被告代表者HKが、平成17年6月30日、B法律事務所を訪問し、上記代理人A弁護士と本件について直接交渉をした。

(ウ) HK氏は、上記(イ)の交渉時に、原状回復費用請求の正当性について自らの主張を繰り返し述べるだけで、法的検討も、譲歩の余地も見せず、「裁判でも何でも好きにしてもらって結構」という旨の発言を行っただけで、交渉を終了した。

(エ) 上記(ア)ないし(ウ)の経緯を経て、原告は訴訟の提起に至ったのであるから、被告にとって、原告が訴訟を起こすことは、十分に予想できたと言える。

(オ) それにもかかわらず、被告が「いきなり訴訟というのは何かの間違いではないでしょうか」と、原告の提出した訴状の「間違った部分」として裁判所に対して陳述するのは、まったくもって理解に苦しむ言動である。

「その2」につづく。

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2005.10.18

原告準備書面を提出

本日、先日の答弁書に対する反論を記載した準備書面を裁判所に送付した。正本(裁判所用)と副本(被告送付用)の2通同じものを提出するのは、訴状のときと同じである。

A4文書で9ページにもなってしまったので(訴状より長い)、21日から4回に分けて、順次公開することにする。被告に届く前に掲載するわけにもいかないので(笑)、しばらくお待ちください。

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2005.10.10

反論にも苦労する

次回口頭弁論期日までのスケジュールは、以下のように指定されている。

10月21日 被告が準備書面を提出
11月 4日 原告が準備書面を提出
11月11日 第2回口頭弁論期日

先日掲載した答弁書に対する反論を書いた書面については明確な期限はないのだが、「できるだけ早く」ということだったので、現在準備を進めているところ。被告に届く頃合いを見計らって、このブログにも掲載する。

ただ、答弁書をご覧になった方はわかるように、答弁書に書かれている内容自体があまり整理されていないので、それに対する反論も、正直言って、ものすごく書きにくい。

こういう文書を見ると、言いたいことをわかりやすくまとめる技術、というのは、本当に社会人として基礎的なスキルだなぁ、と思う。所詮素人なのだから、別に法律文書の細かい「お作法」のようなものまでは求められていないだろうし、私もその部分はあまり気にしていないのだが、単に言いたいことを箇条書きにするだけでも、裁判所を含む関係者も余計な労力を使わなくて済むようになるのになぁ、と思うのである。ロジックは二の次でもいいからね。

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2005.10.04

答弁書(9月21日付) その3

乙第4号証

○号室のカビの発生についての報告書

平成17年9月21日

○号室の入居者入れ替え時、内壁部にカビの発生が認められるという報告があり、平成17年3月27日に管理会社(被告名)立会いのもと、内壁仕上げ部分を一部解体して調査いたしました所、躯体部分にはクラック等欠陥は見つからず、又下地ボード部分にもシミ等水分の痕跡は無く、外部からの漏水は認められませんでした。又、外壁についても目視等で調査した所、クラック等は見つからず、外部からの漏水は考えられないと思われます。
したがって、カビ発生の主な要因としては、換気不足による結露とその結露を直ちに除去しなかった事があげられると思われます。

株式会社××
一級建築士 第×号
×× ×× 印

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答弁書(9月21日付) その2

乙第3号証

○号室
退室立会時については室内全体に結露がみられ、湿気に満ち、特に玄関周辺の状況については酷い状態でした。鉄製玄関扉及び扉枠については、結露がおびただしく水滴が滴り落ちて一部水溜まりが出来ている様な状態でした。原告によるとシューズボックス内に収納してあった靴が数足カビだらけで履ける様な状態ではない為、廃棄したそうです。(この時点でこれだけ結露するのは躯体が原因でないかと原告に問われ、調査・点検をしてみるがと答えたのと同時に部屋の換気については結露の原因となるのでこまめにするように契約時に何度も説明をした筈で、何故換気をしなかったのか尋ね、もし、結露が躯体を原因としたものでなかった場合はクロスの張り替えを含めた補修費用を全額支払うように話した所、原告は、はっきりとした否定の意思表示はせず無言に近かい(ママ)様子でしたが、うなずき肯定的な態度を取っていました。)

(引用者注:以下、写真29枚の写真貼付のうえ、簡単な説明があるが、省略)

◎基本的に大きく目立つ箇所のみ撮影してありますが他にも多数、クリーニングで落ちないクロスの汚れやカビ、剥離等がありました。

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答弁書(9月21日付) その1

被告の答弁書(9月21日付)を引用する。

答弁書

第1項 請求に対する抗弁
間違っている部分があります。

敷金の返還とあるが、当社から出している貸室退去時に関する請求書に基づいての支払いが平成17年9月14日現在ないので、契約書に基づき、敷金は担保として預かっている状態です。原告本人と請求書の内容について一度も正式に話し合った事もない状態で、いきなり訴訟というのは何かの間違いではないでしょうか。又、証拠として提出されている契約時の書類に不備があるので雛形を参考として添付いたします。

第2項 私の言い分
私の言い分は、裏面に記載したとおりです。

(引用者注:訴状の請求の原因)7.以降について、当方が悪意をもって故意に敷金を返還していないような記述であるが、原告立ち会いの上、貸室明渡し時に室内が結露により著しく湿っており、それが原因とみられるクロスのカビ、剥離、木製建具枠の塗装の劣化等が多数見られました。原告より四六時中結露しないときがなかったとその時初めて報告を受け、換気の有無について尋ねた所、除湿機は使用していたが換気は殆どした事がないとはっきりと言っていました。(開閉式換気孔も殆ど開けたことがないとの事です。)原告から結露の原因として躯体の外側から雨水等が入っているのではないかと指摘があったので、一級建築士立ち会いの元、調査をしましたが、躯体からの結露ではない事が判明しました(別添調査報告書参照)。原告との話し合いの中で躯体原因の結露ではない場合は、前述の理由によりクロスの貼り替費用等他室内クリーニング費用も併せて請求する旨口頭で話し、はっきりと了承を得ております。又、床(フローリング)の傷についても、原告の故意、又は過失にあたると思われる深い傷でありますので、請求しています。

これらの事は、明らかに原告の貸室の用法に故意又は過失があるように思えます。原告との契約に際しても重要事項の説明を含め、約90分間契約書の読み合わせをし、退去時の室内のクリーニング、結露の予防に関する説明を書面、口答(ママ)を含め再三しているにもかかわらず、室内をそのような状態で使用を続けるという事は善管注意義務を怠っている事は明白であり、そのような状態で室内を放っておくとどうなるか一般常識的に考え正常な成年であればわかると思います。貸主・管理業者に連絡がとれない、又はとりにくい場合は別として当該物件の目の前に貸主・管理業者が存するのにその報告を怠たるということ自体、善管注意義務に著しく反し、室内の劣化が予防出来た筈なのに原告の怠惰により予防出来なかったということは貸主にとって著しい損害となっています。

この事について貸主は損害賠償の請求を検討しています。又、原告代理人○○弁護士(引用者注:名前が間違っている)により東京都都市整備局不動産業課に行政指導要望書が提出されていますが、今回の件を詳しく調査もせず、又、敷金については当社から請求している貸室退去精算書に基づく支払いが平成17年9月14日現在ない状態で原告と一度も正式に支払いについて相談もないので担保としていまだ預かっている状態にあるにもかかわらず、一方的なそのような行為は当方の業務に著しく支障をきたす事になります。

これについては、名誉毀損及び威力業務妨害にあたると思いますので法的手段も検討中です。

【以下、引用者による補足】

乙1号証 入居のしおり (引用省略)
乙2号証 ご入居の案内 (引用省略)
乙3号証 タイトル無し(写真とその説明等。「その2」で紹介)
乙4号証 ○号室のカビの発生についての報告書(「その3」で紹介)

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2005.10.03

社員の発言に唖然

和解交渉の途中から、被告の会社の社員(以下NK氏)が参加することになった。参加といっても、特に自分から話すわけでもなかったので、当ブログのタイトルに即してビジネス的に言えば、「会議で発言をしない社員は次回から参加しなくてもいい」(by 柳井正)のだが。参加するつもりがあるのに遅れてくるのも、それこそ「不誠実」(by 被告)な気もする。まぁ、どうでもいいけど。

実は、結露についての責任の所在とその範囲が、今回の争点の一つになる。和解交渉の中でも、当然その話が出たのだが、部屋の結露について、私からNK氏に報告をしたという事実があったのにもかかわらず、和解の場では、NK氏にしらばっくれられてしまった。経緯は以下のとおり。

ルーフバルコニーの清掃がしたい、とのことで、いちどNK氏が部屋に入ったことがあった。そのときに、結露による玄関部分のクロスの汚れ等について、NK氏と話をし、NK氏は携帯でその状況の写真を撮って、事務所に持ち帰ったのだが、その後の音沙汰はなかったということがあったのである。

で、私はその点について、「あのとき、あなたと話をしましたよね?」と、NK氏に指摘をしたのだが、NK氏は「そんな事実はなかった」とのこと。

私 「携帯で写真まで撮ってましたが、本当ですか?」
NK氏 「ルーフバルコニーの写真は撮りましたが、玄関については撮っていません」
私 「それについて、裁判の場で、宣誓をしたうえで、証言できますか?」
NK氏 「証言できます」

ま、社長の横だからなぁ…

ちなみに、法廷で宣誓証人が偽証をすると、刑法169条の偽証罪として3ヶ月以上10年以下の懲役刑になる。和解交渉の場で嘘を言っても「偽証」にはならないのだから、別にいいんだけど、道義的にいかがなものだろう。ちょっとした記憶違いではなく、明らかな嘘だと思うのだが、これが家庭を持つサラリーマンの悲哀なのかね。オーナー会社だし。私なら、社長に偽証を迫られるくらいなら辞めるし、逆に言えば、いつでも「辞めてやる」と言えるくらいのビジネスマンでありたいと思ってもいる。

というわけで、初めてこのブログのタイトルの趣旨に合ったエントリーでした(笑)

答弁書の内容は、明日、一挙公開します。お楽しみに。

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2005.10.02

和解交渉

寒々しい事務机の置かれた和解室に入り、「話し合い」をしようとのこと。年配の司法委員は、その場で私の訴状と、被告の答弁書を読み、状況の把握を始めたのだが、争点はなかなか明確にならず、余談ばかりが多くなる。「これだけの賃料の部屋ということは、あなたはきっと高い収入がおありなんでしょうなぁ。お金持ちですなぁ」とか。余計なお世話だよ。

どうやったって、まとまりそうにないのだが、延々と余談も含めた話が続くので、私も次の予定を入れていたこともあり、司法委員に言って、結論を急いでもらうことにした。まずは司法委員が具体的な案を出さないと話が始まらないし終わらないので、和解案の提示ということになり、

「お互い請求金額も近い(注:私は33万円の敷金返還、被告は40万円の原状回復、の意か)ことなので、チャラではどうでしょう? 金持ち喧嘩せずと言うし」、とのこと。金持ち発言の理由はここにあったか(苦笑) きっと持ちネタなんだろう。

私は、もちろん即座に拒否。それだと、裁判起こした意味がないだろう…

じゃあ、幾ら位なら…、と司法委員が聞くので、必ずしも本意ではないが、「数万円の敷引なら考えてもいいですよ」と私が言うと、先方はもちろん拒否。それどころか、被告は鼻息を荒くして、「数万円の根拠を示してもらわないと納得いかない」と言い出した。和解交渉なんだから根拠も何もあるわけがないだろう。お互いとの時間と労力をセーブするのが和解の目的なのにね。

そして、私が次の予定があると言ったことに対して噛み付いて、「自分の都合で訴訟を起こしておいて、時間がないと言って話し合いを尽くさないのは、不誠実だ」とまで言い出した。もちろん、その場でそんな感情論に反論しても無意味なので無視したのだが、あえて言うとしたら、

○「自分の都合で訴訟を起こしておいて」と言って一方的に被害者ヅラしたところで、私にしてみたら、提訴したのは、敷金を返還しない被告が悪いからだと言って反論するに決まっているのだから、結局感情論の応酬になって、そんな議論をその場でしたところで意味がない。

○「話し合いを尽くす」と言っても、被告が固執しているのは、「『数万円』の根拠を説明してもらわないと納得できない」ということなのだが、そんなに根拠にこだわるのであれば、さっさと和解交渉を切り上げて、原状回復義務について立証責任を負う被告側が法廷において請求の根拠を明白にすればよい。その意味でも和解の場で「根拠」にこだわるのはナンセンス。

○私の「時間がない」のは、被告が予告せずに出席したせいである。(書記官の私への連絡ミスという可能性もないこともないが) 被告不在であれば、口頭弁論開始時刻の1時間30分後に別の予定を入れるのは現実的に特に問題がなく、非難される理由はない。

という3点だろう。

結局12時近くになり、法廷が昼休みに入ってしまったので、書記官室まで行って、裁判官に和解不調を報告。次回期日までに、まず被告が準備書面を提出、私がそれに対する抗弁を書いた準備書面を提出、という流れになった。途中5分間くらい私に席を外すように言われたのだが、恐らく準備書面で書くべきこと(本来答弁書に書いておくべきだったこと)の指導を受けていたのだろう。答弁書に対する抗弁についての指示がなかったので、念のため聞いてみたら、できるだけ早く、とのことだった。出来が悪い答弁書だから無視してよいということで、忘れていたのだろうか(笑)

というわけで、次回期日は11月11日。

それはそうと、和解交渉の場に途中から参加した先方の社員から驚くべき発言があったのだが、それはまた次回。

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2005.10.01

初回口頭弁論〜予期せぬ被告出席〜

第1回口頭弁論が終わった。

早めに傍聴席に入り、受付カードに名前を記入して待つ。あらかじめ書記官から、被告は出席しないと聞いていたので、10分程度で終わるつもりでいた。提出書類の確認と、次回口頭弁論期日の設定くらいしかやることはないのだから、早ければ5分で終わるはずだった。

いくつかの貸金訴訟を傍聴しているうちに予定時刻になったので、廷吏が私の名前しか記入されていない受付カードを回収し、本件の事件番号と原告被告の名前を読み上げると、いつのまにか傍聴席に座っていた貸主が法廷内に入っていくではないか。先に入って原告側の席に座ろうとするし。おいおい、そこは私の席だよ。ようやく被告の座るべき席に座った被告は、その場で何やら書類への記入を促されている。

書類記入が終わったところで開廷。裁判長は、まず双方の出席者の氏名を確認したうえで、「原告は訴状のとおり陳述、被告は答弁書のとおり陳述ですね」、と確認。そのうえで、私の「請求の趣旨」について触れ、「敷金と過払賃料の返還のうち、過払賃料については争いがないですね」と被告に確認。すると被告は、「いや、契約書にも書いてあるとおり、原状回復の費用を払ってもらわないといけないので敷金も家賃も…」というようなことを言い出すので、裁判長が止めに入る。裁判長は、争点を明確にしようとしているのだが、その意図が伝わらないらしい。噛み合わないやりとりの末、過払家賃については争いないことを認容。そりゃそうだ。

続いて、「契約書とか、明渡日等についても、争いないですね」とも確認。これも被告は認めた。これで、敷金債権の存在と明渡の事実について、争いのない事実として確認できたことになり、あとは被告側が私の原状回復義務について立証する、ということに論点が絞られた。

そのうち答弁書についても紹介するが、被告から提出された答弁書には、原告の言い分のうち、何を認めて何を争う、というような基本的な主張が抜け落ちているので、裁判長にしてみると、うんざりしたのだろう。裁判長は、被告に対して、もっときちんと証明してもらわないといけない、という趣旨の話をしたうえで、まずは話し合いをしてください、という流れになってしまった。まぁ、裁判長もできることなら判決文を書きたくないだろうから、和解を勧めるのはしかたがない。

で、司法委員(年配の男性)に連れられて、和解室に移動することになった。続きは次回。

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