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2005.10.02

和解交渉

寒々しい事務机の置かれた和解室に入り、「話し合い」をしようとのこと。年配の司法委員は、その場で私の訴状と、被告の答弁書を読み、状況の把握を始めたのだが、争点はなかなか明確にならず、余談ばかりが多くなる。「これだけの賃料の部屋ということは、あなたはきっと高い収入がおありなんでしょうなぁ。お金持ちですなぁ」とか。余計なお世話だよ。

どうやったって、まとまりそうにないのだが、延々と余談も含めた話が続くので、私も次の予定を入れていたこともあり、司法委員に言って、結論を急いでもらうことにした。まずは司法委員が具体的な案を出さないと話が始まらないし終わらないので、和解案の提示ということになり、

「お互い請求金額も近い(注:私は33万円の敷金返還、被告は40万円の原状回復、の意か)ことなので、チャラではどうでしょう? 金持ち喧嘩せずと言うし」、とのこと。金持ち発言の理由はここにあったか(苦笑) きっと持ちネタなんだろう。

私は、もちろん即座に拒否。それだと、裁判起こした意味がないだろう…

じゃあ、幾ら位なら…、と司法委員が聞くので、必ずしも本意ではないが、「数万円の敷引なら考えてもいいですよ」と私が言うと、先方はもちろん拒否。それどころか、被告は鼻息を荒くして、「数万円の根拠を示してもらわないと納得いかない」と言い出した。和解交渉なんだから根拠も何もあるわけがないだろう。お互いとの時間と労力をセーブするのが和解の目的なのにね。

そして、私が次の予定があると言ったことに対して噛み付いて、「自分の都合で訴訟を起こしておいて、時間がないと言って話し合いを尽くさないのは、不誠実だ」とまで言い出した。もちろん、その場でそんな感情論に反論しても無意味なので無視したのだが、あえて言うとしたら、

○「自分の都合で訴訟を起こしておいて」と言って一方的に被害者ヅラしたところで、私にしてみたら、提訴したのは、敷金を返還しない被告が悪いからだと言って反論するに決まっているのだから、結局感情論の応酬になって、そんな議論をその場でしたところで意味がない。

○「話し合いを尽くす」と言っても、被告が固執しているのは、「『数万円』の根拠を説明してもらわないと納得できない」ということなのだが、そんなに根拠にこだわるのであれば、さっさと和解交渉を切り上げて、原状回復義務について立証責任を負う被告側が法廷において請求の根拠を明白にすればよい。その意味でも和解の場で「根拠」にこだわるのはナンセンス。

○私の「時間がない」のは、被告が予告せずに出席したせいである。(書記官の私への連絡ミスという可能性もないこともないが) 被告不在であれば、口頭弁論開始時刻の1時間30分後に別の予定を入れるのは現実的に特に問題がなく、非難される理由はない。

という3点だろう。

結局12時近くになり、法廷が昼休みに入ってしまったので、書記官室まで行って、裁判官に和解不調を報告。次回期日までに、まず被告が準備書面を提出、私がそれに対する抗弁を書いた準備書面を提出、という流れになった。途中5分間くらい私に席を外すように言われたのだが、恐らく準備書面で書くべきこと(本来答弁書に書いておくべきだったこと)の指導を受けていたのだろう。答弁書に対する抗弁についての指示がなかったので、念のため聞いてみたら、できるだけ早く、とのことだった。出来が悪い答弁書だから無視してよいということで、忘れていたのだろうか(笑)

というわけで、次回期日は11月11日。

それはそうと、和解交渉の場に途中から参加した先方の社員から驚くべき発言があったのだが、それはまた次回。

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