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2005.12.16

結審ならず…

結論から言ってしまうと、今日はほとんど審理が進まず、次回期日が設定されただけに等しい結果だった。つまり、私にとっても、被告以外の関係者にとっても、まったくの時間の無駄であった。

14時に開廷すると、裁判長が被告に対し、
●これまで被告から提出されたのは、答弁書(PDF)を除くと、「証拠」だけで、「主張」がない。
●今日までに、「主張」が出てくるものだと思っていたが、出てきていない。
●乙第3号証(PDF)もしくは乙第5号証(PDF)は、証拠説明の中に、主張が紛れ込んでいるものである。
●乙第3号証もしくは乙第5号証で、損傷箇所の原因についての説明はあるが、金額についての主張がない。
というようなことを、淡々と指摘。

被告はこれに対して、スジのいい質問をしないどころか、訴訟資料もメモも持参せず、手ぶらで入廷しているので、「乙第3号証」と言われたところで、何も参照するものがなく、書記官に「資料を持ってきていないのですか?」と真顔で驚かれる始末である。そこでようやく傍聴席にいる社員(偽証サラリーマン)の持っている袋を手元にとりよせて、「乙第3号証」を探すのだが、ファイリングもナンバリングもできていないので、これがまたなかなか見つからない。

裁判長は、その乙第3号証と第5号証を引き合いに出して、「これは『主張』じゃなくて『証拠説明』でしかない。主張と証拠では、裁判所の取り扱い方も違うんだけど、それもわからないんだね」と、呆れた様子。ときどき私の方を見るので、ちょっと困った顔をして同意してみせる。

そして、裁判長は、「裁判所としては、金額に関する主張がないので、審理のしようがない」と言い、私に何やら同意を求めるような質問をしたので、私からは、「これまで金額に関する主張が一切なく、それについては反論のしようがないため、金額については何ら抗弁していません」と答える。裁判長は当然のようにうなずく。

で、ついには被告を裁判官席の近くに呼んで、何かの雛形を見せながら、このように「主張」するのだ、と説明している。そこまでやるかね。そのあいだ、ときどき、書記官が私の方に来て、「裁判長はこれを見せて説明してます」とフォローしてくれる。いい人だ。

被告がどこまで理解したかわからないが、裁判長は、「次回期日までに、被告がそれぞれの損傷箇所と金額を結びつけた『主張』を提出して、それをもとに証拠調べをする」と宣言。すると、書記官が、原告も反論したいでしょうから、被告の主張提出が当日では…と言ってくれて、私も「金額等の新しい主張が出てくるのであれば、あらためて反論します」と言ったので、結局、1月16日までに被告が準備書面を提出して、それに対する準備書面を私が準備して、2月10日の次回期日に本人尋問を含めた証拠調べを行うことになった。

裁判長は、「原告は被告に対し、逐一反論しているので、本人尋問といっても、原告にはほとんど聞くことはないんだけど」とは言っていた。上記書記官の指摘についても、「原告はもうこれ以上反論することはないでしょう」とも言ってるし。もうおなかいっぱい? でも反論させてよ(笑)

最後に、裁判長がまた「話し合いを…」と言いだしたが、今日はきっぱり「話し合いをする気はありません」と拒否。証拠調べをしたり判決文を書くのがよっぽど面倒なんだろうね〜。ちょっと同情はするけど。

というわけで、これまで私がこのブログで苦言していたような、被告の「不勉強」により、裁判の長期化という現実的な損害が生じてしまった。今日裁判官が被告に教えていたようなことは、たとえ素人でも、本人訴訟関連の本を2、3冊読めば、あるいは、このブログを読んでいれば(笑)、理解できるようなことである。裁判長も、「商売でやっているのだから、こういうことは、わかっていると思ってたんだけど」と言っていたが、被告は「いや、こんなトラブルは初めてなもんですから」と答えていた。おい、解釈が違う。それは、勉強が足りない、って暗に言ってるのだよ。

あらためて被告企業のHPを見ていたら、この代表者は法学部卒らしい。まぁ、学生時代に勉強していないのはともかく、プロとして10年以上もこの業界に携わり、実際に今回のような敷金トラブルを引き起こしながら、それでもなお勉強もせずに開き直るというのは、まさに「赤恥青恥」だわ。

今日、敷金に関連して、最高裁で画期的な判決が出たが(判決全文はこちら)、それについては、また今度。

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2005.12.15

結審なるか?

早いもので、明日は第3回口頭弁論。証拠調べを行い、結審ということになるのではないかと思う。

被告から、もしかすると追加で主張や証拠が出てくるかと思っていたのだが、まったく音沙汰がないので、明日は案外あっさり終わりそうな気がする。いちおう90分の予定。

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