2005.07.04

請求書の内容

あらためて請求書の内容を紹介しよう。

床フローリング補修工事一式 53,000円
木部塗装・補修工事一式 55,000円
クロス貼り替え工事
ー玄関ホール壁 11平米
ー同天井 3.5平米
ーLDK壁 65平米
ー同天井 18平米
ー洋室壁 36平米
ー同天井 14平米
ークローゼット内部 23平米
ー洗面所壁 16平米
小計 186.5平米 × 単価900円 = 167,850円
ハガシ及び下地補修 186.5平米 × 単価150円 = 27,975円
残材処理一式 7,500円
諸経費 6,000円
鍵交換費用一式 10,000円
室内クリーニング一式 58,000円

小計 385,325円 + 消費税19,266円 = 合計404,591円

細目はさておき、貸主と借主の負担割合さえ書いていないということは、業者に支払った費用を全て借主に押し付けようという魂胆であるようだ。

しかし、ガイドラインを理解している貸主であれば、借主の責任の割合、および、減価償却による残存価値の割合を考慮に入れて請求書をつくるのが通常である。

クロスの貼り替えを例にとると、善管注意義務違反などで、たとえ借主に100%責任がある場合でも、2年1ヶ月ほど住んでいたら、クロス自体が2年1ヶ月ぶん減価償却されてしまっており、そしてその減価償却分は賃料に含まれているので、借主は残存価値にあたる部分を負担すれば足りるのである。

たとえば、クロスだと、6年で残存価値が10%になるような直線(定額法)で減価償却されるので、2年1ヶ月の居住の場合は、貼り替え費用の68.75% (=100%- (25÷72ヶ月)×90%) で足ると解するのが相当だろう。

しかしまぁ、天井のクロス貼り替えなど、善管注意義務違反のしようがない(!)部分まで請求しているので、もうまったく論外である。

減価償却の考え方については、貸主にあらかじめメールで質問をしたところ、珍妙な回答を受け取ったので、次回はその内容を紹介しよう。

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2005.06.20

40万円の原状回復工事費用請求!?

hiyoumeisai

今年3月21日に、約2年1ヶ月間住んだ、賃料167,000円の、1LDKのマンションを引き払った。

翌3月22日付で賃貸借契約は合意により解約されているが、その後、敷金がなかなか振り込まれないので、電話とメールで催促をした結果、6月上旬になってようやく清算書が届いた。

ところが、いったいいくら返ってくるのだろう?と、期待と不安の入り混じった気持ちで封筒を開けてみると、驚いたことに、「原状回復工事費用」として、約40万円の請求書が!

敷金と過払家賃(解除日以降の日割家賃と管理費)では足りず、追加で約2万円を振り込めとのこと。

これまで、仕事や家庭の都合もあって、過去11年間で10軒の賃貸物件を移り住んできた。その経験を生かし、比較的きれいな使い方をしたと自負しているし、これまで、そんな理不尽な金額を請求されたこともない。

その部屋では、誰もタバコを吸わなかったし、ペットを飼ってもいないし、もちろん、リフォームに類することも一切していない。

なので、どう考えても、40万円の請求は常軌を逸しているとしか思えない。

これまでの経緯については、今後紹介していくつもりだが、これに先立つメールでのやりとりから察するに、この貸主には、貸主と借主の権利義務に関する基本的な理解が欠如しているらしい。

国土交通省の『原状回復のガイドライン』や『東京ルール』を「知っている」と言いながら、その精神や、個々の内容については、ほとんど理解できていないようだ。

であれば、貸主と1対1での交渉を繰り返しても、平行線にしかならないだろう。私としては、泣き寝入りするつもりはもちろんのこと、中途半端に妥協するつもりもない。もしかすると、借主が責めを負うべき部分もあるかもしれないが、それも含めて、法的に白黒つけるしかない。

というわけで、このブログは、今から始まる、貸主との戦いのリアルタイムの記録である。

ブログの中では、国土交通省のガイドラインを紹介したり、判例を紐解いてみたり、法的手続の実践的な内容を含めてみることによって、同種のトラブルを抱える人たちの参考になる内容にできればと思っている。

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