2006.03.02

最後の準備書面(のはず)

明日の第5回口頭弁論に先立ち、今週の初めに裁判所に提出した準備書面の内容を紹介する。

原告準備書面4
甲第12号証 本物件のチラシ(原告退去後)
甲第13号証 玄関ホールの壁クロス面積計算書
甲第14号証 クローゼット内部のクロス面積計算書

今回も8ページもの長文になってしまった。全文読むのはちょっと…という方のために、先日話題にした見積書の作成者に関する記述について、ここで引用してみることにしよう。

乙第8号証は、株式会社K住販により作成されているが、本見積書に記載された同法人の住所は被告の現住所と同一であり、被告が業務上使用している封筒には、被告と株式会社K住販の法人名が並んで印刷されている(甲第5号証の5)。また、株式会社K住販の法人名に、被告代表者の苗字と同じ「K」が冠されていることも併せて考えると、被告と株式会社K住販は、実質的には同一の法人である可能性が高い。

ところが、被告は平成18年2月10日の公判時の当事者尋問において、裁判長の質問に対し、自分の会社で原状回復工事を行ったのではないという趣旨の証言を行っているが、株式会社K住販と被告が実質的に同一の法人であるとすれば、これは事実に反する不可解な証言であり、偽証の疑いもあると言わざるをえない。

また、原状回復工事の実施にあたって、被告は複数の工事業者からの合い見積もりを取得し、条件を比較検討するなどして、工事費用の低減を図るべきところを、実際には、被告と密接に関連すると思われる1社からの見積もりを取得しただけであり、しかも、具体的な工事内容と工事費用については、事前に原告に対して相談や報告をまったく行っていなかったことも考えると、事実上「お手盛り」と言うべき請求の実態は明らかであると言える。

最初は両社の登記記載事項証明をとろうかと思っていたのだが、「封筒」があったので、そこまでやる必要はないかと。面倒だしね。

他に、自分ではちょっと気になっている部分もあるのだが、それはまた次回期日終了後に。

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2006.03.01

架空費用の請求

以前、見積書(乙第8号証)の内容と、私に対する請求項目(被告準備書面)が一致しないと書いたが、今日はその内容について、私の準備書面から引用して紹介する。

被告は被告準備書面(平成18年1月9日付)において、洗面所壁クロス16平米の貼り替え費用、ハガシ及び下地補修、残材処理、および、諸経費として、合計1万7957円を原告に請求しているが、洗面所壁クロス部分の工事については、見積書の内容に含まれていない。

見積書の中では、「壁天井クロス張替」の細目として対象箇所を10箇所に分解し、それぞれの平米数を算出しているが、うち、洗面壁(16平米)・トイレ天井(6.5平米)・トイレ壁(10平米)の3箇所の平米数記載部分には「×」印が付されており、該当部分の合計32.5平米、掛けることの、貼り替え単価900円およびハガシおよび下地補修単価150円の合計である、3万4125円は、見積書の合計金額から差し引かれている。

つまり、被告は、実際に補修工事の対象とならない当該部分の費用についても、原告に不当に請求しようとしたものである。

逐一反論するのも大変。でも、それを結構楽しんでたりもするのである(笑)

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2006.02.27

「管理職」は忙しい

3月3日の次回口頭弁論に向けて、週末に準備書面を仕上げた。今度こそ最後だと思って、前回期日に提出された被告準備書面(PDF)の内容に対しても、丁寧に反論しておいた。あの被告がせっかく書いたのに、裁判長には無視されてしまったんだから、せめて私が相手しないと(笑)

私の準備書面の全文を掲載するのは次回期日直前にするが、一部だけ先に引用してみる。被告がこだわっていた「上場企業管理職」の件について、真正面から反論する必要はないのだが、まったく無視するのもどうかと思って、何とか別のところでこじつけて語ってみた。

被告は契約締結日から入居日まで12日間あったことを理由に「時間的には十分余裕があり」と主張するが、転居にともなう借主の様々な負担をまったく理解しない、非現実的かつ身勝手な主張である。

契約を締結してから、新居への入居に至るまでは、現入居先の解約手続き、複数の引越し業者への見積り依頼および手配、家財の整理・梱包、粗大ゴミの処分、光熱水道電話等の契約に関わる各種手続き、など、多くの準備が必要であるのに加えて、原告は、被告の言うところの「上場企業の管理職であり、社会的に責任ある立場」であるため、引越しに伴い休暇を取得するためには、前もって業務の整理や、様々な会議や面談の調整等が必要であることは、被告にとって容易に想像できるのにもかかわらず、わずか12日間をもって「十分余裕があり」と主張するのは、まったくもって理解に苦しむ。

我ながらうまい切り返しだと思っているのだが、裁判長にとってみれば、きっとどうでもよい論点なんだろうねぇ(笑)

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2006.02.22

工事「見積書」が届いた

前回期日において、裁判長が被告に対して、原状回復工事に関わる業者からの請求書を2月20日までに提出するように命じていたのだが、被告はその期限を守ったようで、被告が提出した書類の写しが、裁判所を通じて私のもとに届いた(乙第8号証。PDFはこちら)。

相変わらず、突っ込みどころ満載である。

■ 「主張」がなく「証拠」だけの提出なので、これをもって何を言いたいのか不明。

■ 原状回復費用として総額約40万円を私に請求しているのだが、提出された書面は壁クロス関連の1通のみで、約20万円分のみ。

■ 提出されたのは、 「請求書」でなく、「見積書」。

■ 見積書の項目と、私に請求している項目が、なぜか一致しない。この見積書にない項目が私に請求されている。

■ 本見積書を発行した業者名は「K住販」。Kは名字なのだが、被告代表者および被告従業員と同じ名字。かつ、見積書に記された「K住販」の住所は、被告の現住所と同じ。

あれ〜? 被告代表者は、前回期日の当事者尋問の際には、「あなたの会社で工事したのではないのですか?」という裁判長の問いに対して、「いえ、業者に依頼しました」と言っていたはずなのだが…

言いたいことは山ほどあるが、それは準備書面で(笑)。私の反論をまとめた書面は、次回口頭弁論期日前に公開することにする。ますます面白くなってきた。

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